小グループで支え合う箱庭療法(グループ個人分析)

 9月12日福島に行き、13日から15日今日まで福島学院大学の大学院で心理療法論を講義してきました。1日5コマの厳しい授業日程です。院生も夜間大学院生なので集中講義は今度のような連休を利用して行われるので大変です。山形やいわき市から通っている人がいました。金曜日は午後9時まで授業がありそれから山形やいわきに帰るのですから大変です。こんな苦労をして学んでいる人がいるので、講義する側もそれに値する仕事をしないと申し訳ないと思います。

 今度は、第1日は私の心理臨床講義、第2日は院生にあらかじめ作らせた10回の箱庭へのコメント、第3日は事例でした。

 心理臨床講義は私の経験に基づいて理論的な話を5コマしたので院生はとても疲れたと思います。箱庭1人10作のコメントはみんなの前で箱庭を制作した本人の個人的なことに関連させながら話をするのですから、こちらも気を遣うし、箱庭を造った人も自分の個人的なことを言われて心痛んだと思います。しかし、その心の傷の痛みはとても心深くうずいて感じるところが多かったようです。次々に箱庭を通じて院生の個人的な心の課題をみんなの前で明らかにそれに直面させるのが私の仕事でした。自分の心の課題に直面することなく、心理臨床の仕事をすることはできないと思いますから、この授業では丁寧に掘り下げました。従って、この授業が一番学生にインパクトがありました。

 この授業では1週間の夢も記録させてその夢についてもコメントしたので、自分の気がつかない問題が明らかにみんなの前に出てしまったのです。

 みんなというは6人の院生と私です。この小グループで個人的な心の内容を共有することがとても良かったと思います。これが2~30人の大集団では危ないし、私と1人の院生とだけの心の開示ではつまらなかったと思います。気心の知れた少人数だからこそ支えられたところがあると思います。小グループの支える力は大きいと思いました。それは個人には無い独特の効果です。これからこのような少人数による連続、あるいは、集中箱庭制作で教育分析に代わる仕事をしていきたいと思います。

 

 

 追伸、今日の帰りは、東北新幹線つばさの自由席しかなかった。グリーン券もあったのだが、それを使うと帰りが11時頃になってしまうので、時間節約のためにつばさ自由席になった。偶々席が空いて、宇都宮?で隣の席が空き、そこに座った方がパソコンを出してブログを開いた。会津のおじさんこと、衆議院議員渡辺あつし先生のブログが開かれ、そこに出ている写真の顔が隣の人の顔にそっくり、バッジも確かにある。びっくりした。衆議院議員でも自由席に座る。もしかしたら、その前は通路で立っていられたかもしれないのだ。笑顔の優しい若い奥さん?が体のご不自由な先生を優しく支えていらっしゃった。身体が不自由でも満員の新幹線自由席で東京へ帰る元気な先生に私は何かを与えられた。幸いであった。