修理のために預けていた車が返ってきた。
少し前に書いたのだが、バッテリーは問題ないのに突然エンジンがかからなくなったのだ。あれこれ調べてもらって問題の部分が分かり、その部品を交換してもらうことになった。一般的には交換することが少ない部品らしく、その取り寄せに少し時間がかかった。
車は通勤の手段であり、毎日それなりの距離を運転する。車の中で過ごす時間も長く、だんだんと車が自分の相棒のような気もして、愛着もわいてくる。できるだけ長く大事に乗りたいという気持ちが強くなってくるのだが、長く乗るほど走行距離が延びて不具合も出てきやすい。今回のトラブルも走行距離が相当に延びたがゆえのものらしい。
以前乗っていた車でもあちこち部品を取り替えながら、走行距離が延びても乗続けていたのだが、今回のようにちょっと手間と時間がかかる修理・手入れをしてもらうと、長く乗りたいという気持ちはより強くなる。
今は家電製品だとある程度の年数が経過したものが故障すると、部品がないとか買い換えの方が安く済むなどの理由で、修理よりも買い替えを勧められることが多いようだ。洋服だと、ワンシーズンだけ着て処分し、また次のシーズンが来たら新しいものを買って、というやり方もあるらしい。クリーニングも必要ないし、収納場所も必要ない。手間がかからない。楽だ。
ひとつのものを長く使い続けるためには時間と手間が必要になる。ちょっとした忍耐もいるかもしれない。しかし、ものに愛着を持ち、修理したり手入れしたりしながら使い続けることは、そこに私だけの歴史を刻み、私だけの価値を見出すことにもつながるように思う。
ものが古くなればいろいろな不具合が生じ、面倒なことも出てくる。しかしそれでもそこに私だけのぜいたくがあるのではないか。それを楽しむのも悪くはない気がする。
