先日、6月23日は、檀渓心理相談室の前室長 西村洲衞男先生の命日でした。前々日にはスタッフと集まり皆で食事をしながらにぎやかに西村先生の話をし、その翌日にはやはり西村先生をよく知る方々とお茶を飲みながら静かに先生を偲びました。他にも「先生の命日ですね」と連絡をくれた方も何人かいて、その方たちともいろいろな話をしました。
西村先生が亡くなられて5年が過ぎました。こうしていろいろな人と話をしていると、西村先生は先生を知る私たちひとりひとりのこころの奥に、また先生と関わりを持った私たちの間に、その姿を見ることはできないけれども、何度もよみがえり続けていると感じます。
自分なりの道を歩むことは大変で孤独を感じることもあるけれど、それを思い切り楽しんでもいいのだと、ご自分の姿を通じて教えてくれたのが西村先生でした。5年が過ぎた今、西村先生を知るひとりひとつりがそれぞれのやり方で前に進もうとしている、それを知ることができた6月23日でした。
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