シンクロニシティは人を元気にする

明けましておめでとうございます

2017の心理臨床学会の自主シンポを終わって2018は何をしようかと考えたとき虐待の問題だと思った。虐待は現代の深刻な問題であるが、心理臨床学会では未だ正面から取り上げられていない。それで自主シンポジュウムにエントリーすることにした。もし、運悪く取り上げられないときは事例報告でエントリーしたいと思っている。
昨年気になっていた井上ひさし氏の元妻西舘好子著『修羅の棲む家』を読み、井上ひさし著『モッキンポット師の後始末』が中々最後まで読み進められないその背景がわかって来た。そこには徹底的と言って良いほどの裏切りがあった。そして夏目漱石を読み返すにあたって鏡子夫人の語り『漱石の思い出』を読んで、漱石もまた虐待する人だったことに気づいて、正面から取り組むべきだと思った。
これらのことを考えていると自分の担当する事例の中に親からの虐待のことが主題になって来た人があって、虐待した親と会うことにもなった。自分ところだけでなく他のカウンセラーの事例にも、そして、市販の本などにも次々に虐待が見えてきた。まさに虐待のシンクロニシティである。こんなシンクロニシティが起こると人生面白くて仕方がない。本年はこれで行こうという気になった。
河合先生はこのようなシンクロニシティを多く経験していたに違いない。だからいつもいつも元気だったのた。しかし、このシンクロニシティの面白さに引きずられて行くと日常の周囲への気配りも大変だし身体も酷使してしまうに違いない。河合先生は倒れられる前すごく顔色が悪かったと聞いたが、シンクロニシティを起こしている衝動の内的な牽引が心も身体も疲弊させてしまった見ることが出来るかもしれないと思った。
自分は知的能力も体力もないからゆっくり行こうと思う。
本年もよろしくお願いいたします。