騙される白雪姫

 白雪姫は魔法使いのおばあさんによって3度も騙され、三度目にはおいしいりんごと思って毒りんごにかぶりついた。かじり取ったりんごはのどにつっかえて息が止まって、死んだようになってしまった。王子様が来て助かるのだが、魔法使いのおばあさんに騙されたことの反省はまったくないのが面白い。

 私はこのところを読むと、振込み詐欺にひっかかり騙されてお金を振り込んでしまう女性が今もって多いことを思い出す。この種の事件は新聞、テレビで多いに騒がれているにもかかわらず、いざ自分のところにかかってくる“ご主人が怪我されました”という電話が来ると動揺して理性が働かなくなるところは注目すべきところである。

 各種の電話相談においても女性が相談窓口にいるといわゆる性の相談という若い男性の相談電話が多くかかる。その話の多くはお母さんやお姉さんに性的に誘惑されるという作り話である。男性が聞くとすぐに作り話であることがわかるのに、女性はそれがピンと来ない。それはなぜかわからない。要するに騙されるのである。

 女性が良く利用する健康食品や化粧品やダイエット関連のものの宣伝にはこの要素があるのではなかろうか。簡単に信じさせられてしまう。要するに女性は騙されやすいのである。

 

 では、こういう流れに乗っていけない女性はと考えると、これまた堅物とみなされるのではなかろうか。自分で判断して、相手に合わせることができない。そうするといつも仲間から浮いた存在になるのではないか。それは女性にとっては相当のストレス要因になるに違いない。やはり、ある程度流れに乗って、自分が損をしないようにしなければならない。

 

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